海外の反応まとめ|日本旅行で外国人が驚いたこと・困ったこと【浅草の人力車の現場から】
公開日: 2026年10月6日 | 更新日: 2026年10月10日
日本旅行に来た外国人は、何に驚き、何に困っているのでしょうか。
外国人が英語で書いた旅行記と、観光庁の調査、英語のYouTubeコメント、そして浅草の人力車の現場から、日本旅行の海外の反応をまとめました。
先に結論です。
| 驚いたこと | 丁寧な接客、食事、時間どおりの電車、ごみ箱がないのにきれいな街 |
| 困ったこと | ごみ箱の少なさ(17.2%)、英語が通じない(15.4%)、観光地の混雑(12.9%) |
| 満足度 | 「大変満足」73.5%、「必ずまた来たい」77.9% |
- 外国人が英語の旅行記に書いた「日本で驚いたこと」
- 観光庁の調査で分かる「日本旅行で困ったこと」の順位
- 「帰りたくない」と言われるほど満足度が高い理由
- 浅草を訪れた外国人の反応と、人力車の現場で聞いた声
- 事業者が明日からできること
この記事の調べ方
日本旅行の海外の反応を、4つの方向から集めました。
| 集めたもの | 中身 |
|---|---|
| 観光庁の調査 | 出国前の訪日客に空港で聞いた「困ったこと」「満足度」「また来たいか」 |
| 外国人が英語で書いた旅行記 | 2024〜2026年に書かれた個人の旅行ブログ。原文の一部を引用し、出典にリンク |
| 英語のYouTubeコメント | 私たちMILOKUの独自調査。浅草の動画34本で、浅草に触れたコメント162件を読んで数えた |
| 浅草の人力車の現場 | 代表・川名が車夫として外国人のお客様から聞いた声 |
旅行記とYouTubeのコメントは、私たちが検索して選んだ英語の声です。外国人旅行者全体の意見を代表するものではありません。数字は観光庁の調査を使っています。
海外の反応①|日本旅行で外国人が驚いたこと
まずは、外国人が英語の旅行記に書いていた「驚いたこと」から紹介します。
日本人にとっては当たり前のことばかりですが、だからこそ外国人の目には新鮮に映っています。
どこへ行っても丁寧な接客
“Almost everywhere felt like Ritz-Carlton-level service.”
(ほとんどどこでも、リッツ・カールトン並みのサービスだと感じた)
高級ホテルでなくても、コンビニや駅の窓口でも同じように丁寧に応対される。そのこと自体に驚いた、という声です。
食事のおいしさ
食事は、観光庁の調査でもはっきり数字に出ています。
訪日客に「最も満足した飲食」を1つ挙げてもらった結果がこちらです。
出典:観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」p.22。満足した理由は「美味しい」が94.4%、「食材が新鮮」が45.2%でした。
寿司より、肉料理とラーメンのほうが上です。日本人が想像する「外国人に人気の日本食」とは、少しずれているかもしれません。
時間どおりに来る電車と新幹線
“Just effortlessly hitting those speeds on ground level, within city limits.”
(街なかの地上を、こともなげにあの速さで走っていく)
— I Rode A Japanese Bullet Train For The First Time(The Autopian・2025年4月)
新幹線に初めて乗ったライターの言葉です。
静かな電車と街
“In Japan, nothing needs to be said for everyone to get along.”
(日本では、何も言わなくても、みんながうまくやっていける)
満員電車でも話し声がほとんどしないことに驚いた、という声です。
落とし物が戻ってくる
“a friend of mine dropped his wallet at a restaurant, and they chased after him to give his wallet back to him”
(友人がレストランで財布を落としたら、店の人が追いかけてきて返してくれた)
— Things I Wish I Knew Before Going To Japan As a Solo Traveller(2025年8月)
一人旅の安心感を書いた旅行記もありました。
“At no point in my trip did I feel lost, unsafe, or hesitant to explore.”
(旅のあいだ、迷ったり、危ないと感じたり、出歩くのをためらったりしたことは一度もなかった)
▶
◀
▶
◀
海外の反応②|日本旅行で外国人が困ったこと
次は、困ったことです。ここは観光庁の調査に数字があります。
答えを見る

調査期間は令和7年11月18日〜令和8年1月13日。成田・羽田・関西・福岡・新千歳の5空港で、出国前の訪日客4,110人に聞いた結果です(複数回答)。
「困ったことはなかった」と答えた人は43.7%でした。前の年(51.1%)より下がっていますが、今回の調査では選択肢が11個増えているため、単純には比べられません。
1位 ごみ箱の少なさ(17.2%)
ごみ箱の少なさは、前の年から4.7ポイント減ったものの、今回も1位でした。
面白いのは、旅行記では同じことが「驚き」としても書かれていることです。
“How clean Japan was despite not having any public garbage bins”
(公共のごみ箱がないのに、日本がどれほどきれいだったか)
— Three Weeks in Japan with the In-Laws(2025年6月)
“My trash is still my responsibility.”
(自分のごみは、やっぱり自分の責任だ)
ごみ箱が少ないことは、不便であると同時に、「なのに街がきれい」という驚きにもなっています。
2位 スタッフとの会話(英語が通じない等)(15.4%)
困った場所は、飲食店(38%)と、鉄道駅・バスターミナル(27%)が多くなっています。
困ったときは、68%の人が翻訳アプリなどのICTツールを使って乗り切っていました。
旅行記には、次のような声もあります。
“It CAN get complicated, though, but everywhere I went, there was staff handy.”
(ややこしくなることもある。でも、どこへ行っても近くにスタッフがいた)
言葉が通じなくても、スタッフが近くにいて助けてくれる。そのことが安心につながっています。
3位 観光地や地域の混雑(12.9%)
混雑で困った人は、都市部だけを訪れた人で14%、地方部だけを訪れた人で6%でした。
困った内容は「スムーズに移動できなかった」(66%)、「見たいものが十分見られなかった」(47%)が多くなっています。
“Kyoto, which I thought would be the highlight of my trip, was probably my least favorite, if only because the crowds were incredibly bad”
(旅のハイライトになると思っていた京都が、たぶん一番気に入らなかった。とにかく混雑がひどかったから)
その反対に、人の少ない場所を楽しんだという声もあります。
“I loved going to places where it was less travelled by foreign travellers”
(外国人旅行者があまり行かない場所に行くのが、とても楽しかった)
4位以下 交通機関とカードの利用
4位の交通機関の利用(11.3%)では、困った交通機関は都市部で鉄道(新幹線以外)が73%、地方部でバスが42%でした。困った内容は「目的地までのルートの検索」(45%)と「乗り場、降り場の場所の特定」(38%)が多くなっています。
6位のクレジット/デビットカードの利用(10.7%)では、困った場所の32%が飲食店でした。旅行記にも、現金しか使えない店への驚きが書かれています。
“Japan is still surprisingly cash-based. Like, more than you’d expect for such a high-tech country.”
(日本はいまだに驚くほど現金社会。これほどハイテクな国にしては、思った以上に)
「帰りたくない」と言われる理由|大変満足73.5%・必ず来たい77.9%
困ったことはあっても、日本旅行の満足度はとても高い水準です。

全国17の空港・港の出国ロビーで聞いた調査です(2025年・回答者29,998人)。
国・地域別では、「大変満足」が特に高いのはスペイン(94.3%)、英国(92.0%)、フランス(90.9%)、フィリピン(90.6%)、米国(89.7%)でした。
訪日客の多い東アジアでは、台湾70.5%、韓国68.9%、中国64.0%、香港57.5%と、欧米より低めです。
「必ず来たい」は、英国87.4%、米国85.3%、台湾85.2%などで高くなっています。
旅行記にも、また来たいという声がありました。
“I keep going back to Japan because things work the way they’re supposed to.”
(何度も日本に戻ってしまうのは、物事があるべき形で、ちゃんと動くから)
— My Japan trip report and guide, spring 2025(2025年10月)
“Japan is the best place I have ever visited”
(日本は、これまで訪れた中で最高の場所だ)
▶
◀
▶
◀
浅草を訪れた外国人の反応|英語のYouTubeコメント162件から
ここからは、浅草に絞った海外の反応です。
私たちMILOKUは、2025年10月以降に公開された英語の浅草の動画34本から、上位のコメント1,559件を集めました。英語で60字以上の596件をすべて読み、浅草での経験・意見・予定・質問を含む162件を分類しています。

いちばん多いのは食の話(32件)です。
その次に多いのが混雑への声(17件)ですが、同時に「夜や早朝の浅草寺がいい」という声(12件)や、「静か」(10件)、「隅田川」(8件)を挙げる声もありました。
混雑を嫌う声と、空いている時間の浅草を勧める声が、浅草の動画のコメント欄に並んでいます。
浅草のそば店の動画では、「この店に行きたい」と書いた15件のうち7件が、料理ではなく店主やスタッフの人柄を理由に挙げていました(動画1本での話です)。
調査の限界:コメントを書くのは動画の視聴者で、浅草を訪れる外国人全体の代表ではありません。分類は私たちが行い、代表・川名が無作為の30件を確認して、30件すべてが一致しました。
【浅草の現場】人力車のお客様の反応
私たちMILOKUの代表・川名は、浅草で人力車の車夫として外国人観光客を乗せてきました。
お客様に言われたことを、代表・川名に聞きました。
まず、よく言われたのは治安のことです。
外国人のお客さんからよく言われるのは、こんな深夜に女性1人、子ども1人で歩き回れるところ。すごく安全だねと言われることが多かったです。
不安がられていたのは、言葉のことでした。観光庁の調査で2位の「英語が通じない」と同じです。
逆にお客さんが不安になっていたのは、英語が通じないんじゃないかというところ。そこはすごく困っていました。
でも浅草だと、意外と日本語を使わないコミュニケーションに慣れている方が多いので、「割となんとかなるよ」と、ハードルを下げるようなアドバイスをすることが多かったです。
人力車の上では、こんな質問をされたこともあります。
「日本人はなんでみんな笑顔なの?」
代表・川名は、この質問にこう答えていました。
「日本の文化では、笑顔は相手への敬意や思いやり、調和を保つための接客マナー(『おもてなし』)として大切にされています。
また、困惑した時や照れくさい時にも微笑む習慣があります。
決して不自然なものではなく、あなたを歓迎し、快適に過ごしてもらいたいという気持ちの表れです。」
旅行記の「どこへ行っても丁寧な接客」という驚きは、現場ではこうした質問になって表れています。
人力車の現場で聞かれたほかの質問は「外国人によく聞かれる質問8つと答え方」で紹介しています。治安の評価は「治安がいい国ランキング2026」、英語の苦手な日本で外国人を迎える方法は「日本人の英語力は世界96位」をご覧ください。
事業者の方へ|海外の反応から分かる、明日できること
困りごとの上位は、どれも店や宿の工夫で小さくできるものです。
| 外国人が困ったこと | 事業者ができること |
|---|---|
| ごみ箱の少なさ(17.2%) | 店で出たごみは、会計のときに引き取る。持ち帰り用の袋を渡す |
| 英語が通じない(15.4%) | 英語のメニュー・料金表を用意し、指さしで伝わる状態にする。店側からも翻訳アプリを使う |
| 観光地の混雑(12.9%) | 空いている時間(朝・夜)を英語で案内する |
| 交通機関の利用(11.3%) | 最寄り駅の出口番号と、駅から店までの写真つきの道順を英語で用意する |
| カードの利用(10.7%) | 使える支払い方法を、入口と英語のページに書いておく。現金のみなら、事前に分かるようにする |
▶
◀
▶
◀
訪日客の数の推移は「訪日外国人の推移【2026年最新】」にまとめています。
よくある質問
Q. 外国人が日本旅行で驚くことは何ですか。
A. 外国人が英語で書いた旅行記では、どこへ行っても丁寧な接客、食事のおいしさ、時間どおりの電車、ごみ箱がないのにきれいな街、静かな電車、落とし物が戻ってくることなどが書かれていました。
Q. 外国人が日本旅行で困ることは何ですか。
A. 観光庁の令和7年度の調査では、1位がごみ箱の少なさ(17.2%)、2位が英語が通じないなどスタッフとの会話(15.4%)、3位が観光地や地域の混雑(12.9%)でした。
Q. 外国人の日本旅行の満足度はどのくらいですか。
A. 観光庁の調査(2025年)では、日本旅行全体に「大変満足」が73.5%、「満足」が23.9%でした。「必ずまた来たい」は77.9%です。
Q. 外国人が日本旅行から「帰りたくない」と言うのはなぜですか。
A. 旅行記では「物事があるべき形で、ちゃんと動くから」といった声がありました。困ったことがあっても満足度は高く、「必ずまた来たい」が77.9%にのぼります。
Q. 浅草を訪れた外国人の反応はどうですか。
A. 私たちMILOKUが英語のYouTubeコメントを調べたところ、浅草に触れた162件では食の話(32件)が最も多く、混雑への声(17件)と並んで、夜や早朝の浅草寺を勧める声(12件)もありました。
まとめ
| ポイント | |
|---|---|
| 驚いたこと | 丁寧な接客、食事(最も満足した飲食は肉料理32.5%)、電車、清潔さ、静けさ |
| 困ったこと | ごみ箱の少なさ17.2%、英語が通じない15.4%、混雑12.9% |
| 満足度 | 大変満足73.5%、必ずまた来たい77.9% |
| 浅草の反応 | 食の話が最多。混雑の声と、夜・早朝を勧める声が並ぶ |
| 事業者ができること | 支払い方法の表示、英語のメニュー、空いている時間の案内 |
外国人が日本で困っていることの多くは、店や宿の小さな工夫で減らせます。
日本人が当たり前だと思っている接客や清潔さは、外国人にとっては旅の大きな魅力です。
日本が世界で何位なのかは、治安・幸福度・英語力・パスポートなど8つの国際ランキングを1ページにまとめた「日本の世界ランキングまとめ【2026年版】」をご覧ください。
私たちMILOKUは、浅草で自ら店舗を運営しながら、訪日外国人のお客様と日々向き合っています。
外国人のお客様に伝わる英語の案内づくりや情報発信を、ご一緒に整えることができます。
インバウンド集客でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。