COLUMN

お役立ち情報

インバウンドイベントの企画|外国人に喜ばれるアイデア20と進め方

インバウンドイベントの企画|外国人に喜ばれるアイデア20と進め方
目次
  1. インバウンドイベントとは
  2. 外国人の声から見た、企画のヒント
  3. 夜の楽しみ方を探している
  4. 「正しくやりたい」「失礼にならないか」
  5. 企画の進め方5ステップ
  6. 外国人に喜ばれるイベントのアイデア20
  7. 集客と、終わったあと
  8. 告知は、見つけてもらう準備のあとに
  9. 口コミを残してもらう
  10. よくある質問
  11. まとめ
  12. 参考・出典

外国人旅行者に向けたイベントを企画したい。けれど、どんな内容なら喜ばれるのか分からない。この記事は、そんな自治体・観光協会・事業者の担当者に向けたものです。

イベントの進め方と、外国人に喜ばれやすいアイデア20を紹介します。あわせて、私たちMILOKUが英語のYouTubeコメントを分類した独自調査から、外国人が体験に何を求めているかもお伝えします。

私たちMILOKUは、浅草で忍者体験カフェなどの体験型店舗を自社で運営し、観光事業者や自治体のインバウンド集客を支援しています。

この記事でわかること
  • インバウンドイベントとは
  • 外国人の声から見た、企画のヒント
  • 企画の進め方5ステップ
  • 外国人に喜ばれるイベントのアイデア20
  • 集客と、終わったあと

インバウンドイベントとは

インバウンドイベントは、日本を訪れる外国人旅行者に向けて、日本の文化や地域の魅力を体験してもらう催しです。お祭りへの参加、伝統文化の体験、食のイベントなど、形はさまざまです。

観光庁の調査(2025年)では、訪日客が今回の旅行でしたことの1位は「日本食を食べること」で98.2%、次回したいことでも70.7%で1位でした。食を軸にしたイベントは、多くの人に届きやすいテーマです。

外国人の声から見た、企画のヒント

私たちは、英語のYouTube動画のコメントを集めて分類しています(読み取りと分類はAI〔Claude〕、無作為30件を代表・川名が確認)。イベントの企画に役立つ声を2つ紹介します。

夜の楽しみ方を探している

夜と早朝の浅草について話した英語のコメント44件では、「人が少ない・混雑を避けられる」が15件。「店が閉まっている・営業時間」の話も12件ありました。うち5件は「何時まで開いている?」という質問です。

英語のYouTubeコメントで夜と早朝の浅草に触れた44件。人が少ない・混雑を避けられる15件、店が閉まっている・営業時間12件、近くに泊まっている10件、飲み10件、写真9件
出典:MILOKU調べ(英語のYouTubeコメントの独自調査、2026年10月取得。読み取りと分類はAI、無作為30件を代表・川名が確認)

夜に開いている体験や、営業時間を外国語ではっきり伝えるイベントは、こうした声に応えられます。

「正しくやりたい」「失礼にならないか」

着物について話した英語のコメントでは、「正しい着方・作法」に触れたものが72件、「失礼にならないか不安」が15件ありました。実際に着た36件では、日本の人が喜んだ・ほめたという声が15件あり、変な目で見られた体験は0件でした。

英語のYouTubeコメントで着物を着た経験36件の中身。日本の人が喜んだ・ほめた15件、良かった14件、着付け13件、買った11件。変な目で見られた体験は0件
出典:MILOKU調べ(英語のYouTubeコメントの独自調査、2026年10月取得。読み取りと分類はAI、無作為30件を代表・川名が確認)

文化体験のイベントでは、作法をきちんと教え、「参加して大丈夫」と伝えることが安心につながります。

企画の進め方5ステップ

1
1. 目的と来てほしい人を決める
地域を知ってもらうのか、売上を上げるのか。どの国のどんな旅行者に来てほしいのか
▼
2
2. 体験の中身を決める
地域の食・文化・自然から、その場所でしかできない体験を選ぶ
▼
3
3. 外国語で案内する
内容・時間・料金・持ち物・作法を、申し込みの前に外国語で伝える
▼
4
4. 申し込みと支払いを整える
ネットで申し込みと支払いができるようにする。キャッシュレスにも対応する
▼
5
5. 見つけてもらう
Googleマップ、予約サイト、SNSで告知する。告知を見た人が検索したときに情報が見つかるようにしておく

外国人に喜ばれるイベントのアイデア20

分類 アイデア
伝統文化 1. 忍者体験ワークショップ/2. 茶道と和菓子/3. 着物・浴衣で歩く街歩き/4. 書道で名前を漢字にする/5. 盆栽・いけばな/6. 和太鼓・三味線の体験
食 7. 食品サンプルづくり/8. 地酒の飲み比べ/9. 居酒屋のはしご(案内つき)/10. 精進料理・ヴィーガンの料理教室
祭り・地域 11. 地元の祭りへの参加/12. 工場や工房の見学/13. 農家での収穫体験と郷土料理
夜と早朝 14. ライトアップされた庭園や寺社の夜の散策/15. 早朝のお寺での座禅
ポップカルチャー 16. アニメの舞台めぐり/17. 歴史ある街並みでのコスプレ撮影/18. ゲーム大会
自然・季節 19. 星空や自然の中でのリトリート/20. 桜・紅葉など季節の撮影ワークショップ

どのアイデアも、作法やルールを先に外国語で伝えること、申し込みから支払いまでネットで終わることが共通の条件です。

集客と、終わったあと

告知は、見つけてもらう準備のあとに

SNSで告知しても、見た人が検索したときに申し込み先が見つからなければ、参加にはつながりません。私たちは、TikTokでフォロワーを40万人集めても外国人のお客様が増えなかった失敗を経験しています。先に、外国語の申し込みページやGoogleマップを整えておきましょう。

口コミを残してもらう

イベントが終わったら、参加者に口コミをお願いします。次に参加を考える人にとって、いちばんの判断材料になります。口コミと引き換えに割引や品物を渡すのは、Googleのポリシー違反なので避けてください。

よくある質問

Q. 外国人向けのイベントは、何をテーマにすればいいですか。
A. 食は多くの人に届きやすいテーマです。観光庁の調査(2025年)で、訪日客が旅行中にしたことの1位は日本食を食べること(98.2%)でした。そのうえで、地域ならではの文化や自然を組み合わせます。

Q. 英語が話せるスタッフがいなくても、イベントはできますか。
A. できます。内容・時間・料金・作法を外国語の紙やページで先に伝えておけば、当日の会話は短くても進められます。

Q. イベントの告知はどうすればいいですか。
A. Googleマップや予約サイト、SNSで告知します。ただし、告知を見た人が検索したときに申し込み先が見つかるよう、外国語のページを先に整えておくことが大切です。

▼関連記事
自治体のインバウンド対策/浅草の体験・アクティビティでインバウンド集客するには

▼MILOKUの支援サービス
イベント運営代行/コンサルティング

まとめ

インバウンドイベントは、目的と来てほしい人を決め、体験の中身を選び、外国語で案内し、申し込みと支払いを整えてから告知する、という順番で進めます。

外国人の声からは、夜の楽しみ方を探していること、作法を正しく知りたいことが見えてきます。こうした声に応えるイベントは、参加者にも地域にも喜ばれます。

参考・出典

この記事を書いた人
川名 友貴
川名 友貴 (かわな ゆうき)
株式会社MILOKU 代表取締役/インバウンド集客コンサルタント

オリックス銀行で法人融資を3年経験したのち、D2Cアパレル事業を創業。その後浅草で人力車の車夫として現場に立ち、マーケティング責任者として人力車業界にいち早くWeb施策を導入。ロサンゼルス支店の立ち上げも担当しました。2025年に株式会社MILOKUを共同設立。

浅草で忍者体験カフェなどを自社運営しながら、宿泊・飲食・観光施設・自治体まで、セミナー・相談を含めて300社以上のインバウンド集客を支援しています。

プロフィールを見るメディア掲載・実績

いつでもお気軽に
ご相談ください