COLUMN

お役立ち情報

世界の都市ランキング2025|東京は初の2位、1位はロンドン

世界の都市ランキング2025(森記念財団 GPCI-2025)。東京は世界48都市中で初の総合2位、ナイトライフ充実度は1位(2023年版は30位)
目次
  1. 要点
  2. 世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは
  3. 2025年の順位:上位10都市と日本の都市
  4. 東京が2位に上がった理由
  5. 東京の分野別の順位
  6. 東京が世界一の指標と、弱い指標
  7. 大阪・福岡の順位
  8. 訪日客の現場から見た「ナイトライフ1位」
  9. ほかの都市ランキングとの違い
  10. よくある質問
  11. まとめ
  12. 参考・出典

世界の都市の「総合力」を比べるランキングで、2025年、東京は初めて世界2位になりました。

森記念財団の都市戦略研究所が毎年発表している「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」の2025年版(2025年12月17日発表)では、1位がロンドン、2位が東京、3位がニューヨークでした。上位5都市の顔ぶれは同じですが、順位が入れ替わったのは2016年以来9年ぶりです。

この記事では、上位の都市と日本の都市の順位、東京が世界一になった分野と弱い分野をまとめます。インバウンドの集客を支援する私たちMILOKUから見た、この順位の意味も紹介します。

東京の総合順位(初)
2位
世界48都市中
東京の「ナイトライフ充実度」
1位
2023年版は30位
東京の「居住」分野(初)
1位
飲食店の多さも1位

要点

1位 ロンドン
東京 初の総合2位(前年は3位)。ニューヨークと入れ替わった
日本のほかの都市 大阪18位、福岡40位
東京が世界一の指標 ナイトライフ充実度、飲食店の多さ
東京の弱み 空港アクセス時間の短さ36位、優秀な人材確保の容易性40位など、ビジネス環境と空港へのアクセス
次の発表 近年は11〜12月(2023年版は11月9日、2024年版は12月10日、2025年版は12月17日)
この記事でわかること
  • 世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは
  • 2025年の順位:上位10都市と日本の都市
  • 東京が2位に上がった理由
  • 東京の分野別の順位
  • 東京が世界一の指標と、弱い指標
  • 大阪・福岡の順位
  • 訪日客の現場から見た「ナイトライフ1位」
  • ほかの都市ランキングとの違い

世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは

「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index、GPCI)」は、森記念財団の都市戦略研究所が2008年から毎年発表しているランキングです。世界の主要48都市を、次の6つの分野・72の指標で評価し、総合スコアで順位を付けています。

分野 主な指標の例
経済 GDP、世界トップ500企業、賃金水準
研究・開発 研究者数、スタートアップ数
文化・交流 観光地の充実度、ナイトライフ充実度、外国人訪問者数
居住 飲食店の多さ、物価水準の低さ、働き方の柔軟性
環境 企業のサステナビリティ評価、緑地の充実度
交通・アクセス 国内・国際線旅客数、空港アクセス時間の短さ

人口の多さや経済規模だけで決まるランキングではなく、人や企業を引きつける都市の「総合力」を測るものです。

2025年の順位:上位10都市と日本の都市

世界の都市総合力ランキング2025(GPCI-2025)の総合スコア。1位ロンドン1,642.2、2位東京1,535.1、3位ニューヨーク1,476.6、4位パリ1,444.6、5位シンガポール1,293.1、6位ソウル1,288.1、7位アムステルダム1,196.9、8位上海1,194.6、9位ドバイ1,186.7、10位ベルリン1,169.8、18位大阪1,103.1、40位福岡913.7
出典:森記念財団 都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング 2025(GPCI-2025)」(2025年12月17日発表)
順位 都市 総合スコア
1 ロンドン 1,642.2
2 東京 1,535.1
3 ニューヨーク 1,476.6
4 パリ 1,444.6
5 シンガポール 1,293.1
6 ソウル 1,288.1
7 アムステルダム 1,196.9
8 上海 1,194.6
9 ドバイ 1,186.7
10 ベルリン 1,169.8
18 大阪 1,103.1
40 福岡 913.7

1位のロンドンと2位の東京の差は107.1ポイントで、東京と3位のニューヨークの差(58.5ポイント)より大きくなっています。アジアの都市では、東京のほかにシンガポール(5位)・ソウル(6位)・上海(8位)がトップ10に入りました。

東京が2位に上がった理由

森記念財団の発表によると、東京が順位を上げたのは、「文化・交流」分野で観光資源の評価が上がり、外国人訪問者数が増えたためです。「居住」分野でも、飲食店の多さなどの評価が上がりました。

一方、前年2位のニューヨークは、物価の上昇で「居住」分野のスコアが大きく下がりました。「物価水準の低さ」は48都市中最下位です。世界的なインフレの中で、欧米の都市は物価が上がり、東京やソウル・上海など東アジアの都市は変化が小さかったことも、順位に影響しています。

東京の分野別の順位

分野 2025年 前年
経済 12位 10位
研究・開発 3位 3位
文化・交流 2位 3位
居住 1位 3位
環境 7位 18位
交通・アクセス 6位 5位

「文化・交流」はパリを抜いて初の2位、「居住」は初の1位でした。「環境」は、新しく加わった「企業のサステナビリティ評価」(2位)が効いて、18位から7位に上がっています。一方、「経済」は10位から12位に下がりました。

東京が世界一の指標と、弱い指標

東京が1位の指標は、「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」です。上位の指標には、ほかに次のものがあります。

指標 東京の順位
ナイトライフ充実度 1位
飲食店の多さ 1位
観光地の充実度 2位
小売店舗の多さ 2位
企業のサステナビリティ評価 2位
外国人訪問者数 3位
スタートアップ数 4位

弱い指標は、ビジネス環境と空港へのアクセスです。

指標 東京の順位
優秀な人材確保の容易性 40位
1人あたりの CO2 排出量の少なさ 37位
空港アクセス時間の短さ 36位
働き方の柔軟性 31位
賃金水準の高さ 29位
ワークプレイス充実度 26位

旅行者として訪れる東京は世界トップクラスでも、働く場所・ビジネスの拠点としての東京には課題が残っている、という結果です。

大阪・福岡の順位

日本からは、東京のほかに大阪(18位)と福岡(40位)が入っています。

大阪は「外国人訪問者数」で、前年の6位から2位に上がりました。森記念財団は、大阪・東京・ソウル・上海など東アジアの都市で、物価の相対的な安さと観光資源の評価の高まりから、「文化・交流」分野のスコアが大きく上がったと分析しています。

QUIZ
世界の都市総合力ランキング2025で、東京が「1位」になった指標は?
A. 外国人訪問者数
B. ナイトライフ充実度
答えを見る
B. ナイトライフ充実度
外国人訪問者数は3位でした。ナイトライフ充実度は、2023年版の30位から、2024年版で8位、2025年版で1位に上がっています。

訪日客の現場から見た「ナイトライフ1位」

東京の「ナイトライフ充実度」は、2023年版の30位から、2024年版で8位、2025年版で1位と、2年で大きく上がりました。

代表・川名は、人力車の車夫として浅草で外国人のお客様を案内してきました。夜の浅草について、こう話しています。

代表・川名

多分夜の方が写真を撮ってる人が多いかな。ぼんやりとした明るい、ちょっと薄暗い明るさ。雰囲気があって、だから夜の方が写真を撮って立ち止まる人の割合は、そっちの方が多いと思う。

私たちMILOKUが、夜・早朝の浅草を扱う英語の YouTube 動画29本のコメントを調べると、夜・早朝の浅草に触れた44件で最も多かったのは「人が少ない・混雑を避けられる」(15件)でした。ただ、「店が閉まっている・営業時間」の話も12件あり、そのうち5件は「何時まで開いているか」という質問でした(読み取りと分類は AI〔Claude〕、無作為30件を代表が確認)。

夜・早朝の浅草に触れた英語のYouTubeコメント44件の中身。人が少ない・混雑を避けられる15件、店が閉まっている・営業時間12件、近くに泊まっている10件、飲み10件
出典:MILOKU調べ。夜・早朝の浅草を扱う英語のYouTube動画29本のコメントから、夜・早朝の浅草に触れた44件を分類(読み取りと分類はAI〔Claude〕、無作為30件を代表が確認)

夜の東京は世界一の評価を受けていますが、旅行者は「どの店が夜に開いているか」を探しています。私たちの調査では、東京5エリアの飲食店4,740店のうち、地図(OpenStreetMap)に営業時間が載っている店は20.3%でした。夜に営業している店は、営業時間を Google マップや英語のページで見せることで、ナイトライフを楽しみたい旅行者に届きやすくなります。

ほかの都市ランキングとの違い

「世界の都市ランキング」には、測っているものが違うランキングがいくつもあります。

ランキング 発表 測っているもの 東京
世界の都市総合力ランキング(GPCI) 森記念財団 経済・文化・居住・環境など6分野の総合力 2位(2025年版)
世界の観光都市ランキング ユーロモニター 観光地としての魅力・実績 3位(2025年)

観光地としての評価は「世界の観光都市ランキング2025|東京は3位、日本から5都市」で紹介しています。国ごとのランキングは「日本の世界ランキングまとめ2026|治安・幸福度・英語力など8指標」にまとめています。

▼関連記事
世界の観光都市ランキング2025|東京は3位、日本から5都市
日本の世界ランキングまとめ2026|治安・幸福度・英語力など8指標
治安がいい国ランキング2026|日本は10位、治安だけなら4位
国籍別の外国人延べ宿泊者数2025|東京に泊まる国・地方に泊まる国
観光情報の英語化率2026|東京の名所・地図・公式サイトを調査

よくある質問

Q. 世界の都市ランキングの1位はどこですか。
A. 森記念財団の「世界の都市総合力ランキング2025(GPCI-2025)」では、1位はロンドンでした。2位が東京、3位がニューヨーク、4位がパリ、5位がシンガポールです。

Q. 東京は世界の都市ランキングで何位ですか。
A. GPCI-2025 で、東京は初めて総合2位になりました。前年の2024年版は3位で、ニューヨークと順位が入れ替わりました。

Q. 東京は何が世界一ですか。
A. GPCI-2025 で東京が1位になった指標は、「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」です。分野別では「居住」が初めて1位になりました。

Q. 日本の都市で、世界の都市ランキングに入っているのはどこですか。
A. GPCI-2025 の対象48都市のうち、日本からは東京(2位)・大阪(18位)・福岡(40位)が入っています。

Q. 世界の都市ランキングの2026年版はいつ発表されますか。
A. 近年は、2023年版が11月9日、2024年版が12月10日、2025年版が12月17日に発表されています。2026年版の発表日は、森記念財団の発表をご確認ください。このページは新しい版が出たら更新します。

▼MILOKUの支援サービス
インバウンドコンサルティング
SEO・MEO対策

まとめ

世界の都市総合力ランキング2025で、東京は初めて2位になりました。1位はロンドン、3位はニューヨークです。東京は「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」で世界1位になり、「文化・交流」分野は2位、「居住」分野は初の1位でした。一方、ビジネス環境や空港へのアクセスには課題が残っています。

旅行者から見た東京の評価は、ここ数年で大きく上がりました。夜の東京を楽しみたい旅行者に、営業時間などの情報を英語で届けることが、事業者にできる次の一歩です。

参考・出典

この記事を書いた人
川名 友貴
川名 友貴 (かわな ゆうき)
株式会社MILOKU 代表取締役/インバウンド集客コンサルタント

オリックス銀行で法人融資を3年経験したのち、D2Cアパレル事業を創業。その後浅草で人力車の車夫として現場に立ち、マーケティング責任者として人力車業界にいち早くWeb施策を導入。ロサンゼルス支店の立ち上げも担当しました。2025年に株式会社MILOKUを共同設立。

浅草で忍者体験カフェなどをグループで運営しながら、宿泊・飲食・観光施設・自治体まで、セミナー・相談を含めて300社以上のインバウンド集客を支援しています。

プロフィールを見るメディア掲載・実績

いつでもお気軽に
ご相談ください