世界の都市ランキング2025|東京は初の2位、1位はロンドン

目次
世界の都市の「総合力」を比べるランキングで、2025年、東京は初めて世界2位になりました。
森記念財団の都市戦略研究所が毎年発表している「世界の都市総合力ランキング(GPCI)」の2025年版(2025年12月17日発表)では、1位がロンドン、2位が東京、3位がニューヨークでした。上位5都市の顔ぶれは同じですが、順位が入れ替わったのは2016年以来9年ぶりです。
この記事では、上位の都市と日本の都市の順位、東京が世界一になった分野と弱い分野をまとめます。インバウンドの集客を支援する私たちMILOKUから見た、この順位の意味も紹介します。
要点
| 1位 | ロンドン |
| 東京 | 初の総合2位(前年は3位)。ニューヨークと入れ替わった |
| 日本のほかの都市 | 大阪18位、福岡40位 |
| 東京が世界一の指標 | ナイトライフ充実度、飲食店の多さ |
| 東京の弱み | 空港アクセス時間の短さ36位、優秀な人材確保の容易性40位など、ビジネス環境と空港へのアクセス |
| 次の発表 | 近年は11〜12月(2023年版は11月9日、2024年版は12月10日、2025年版は12月17日) |
- 世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは
- 2025年の順位:上位10都市と日本の都市
- 東京が2位に上がった理由
- 東京の分野別の順位
- 東京が世界一の指標と、弱い指標
- 大阪・福岡の順位
- 訪日客の現場から見た「ナイトライフ1位」
- ほかの都市ランキングとの違い
世界の都市総合力ランキング(GPCI)とは
「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index、GPCI)」は、森記念財団の都市戦略研究所が2008年から毎年発表しているランキングです。世界の主要48都市を、次の6つの分野・72の指標で評価し、総合スコアで順位を付けています。
| 分野 | 主な指標の例 |
|---|---|
| 経済 | GDP、世界トップ500企業、賃金水準 |
| 研究・開発 | 研究者数、スタートアップ数 |
| 文化・交流 | 観光地の充実度、ナイトライフ充実度、外国人訪問者数 |
| 居住 | 飲食店の多さ、物価水準の低さ、働き方の柔軟性 |
| 環境 | 企業のサステナビリティ評価、緑地の充実度 |
| 交通・アクセス | 国内・国際線旅客数、空港アクセス時間の短さ |
人口の多さや経済規模だけで決まるランキングではなく、人や企業を引きつける都市の「総合力」を測るものです。
2025年の順位:上位10都市と日本の都市

| 順位 | 都市 | 総合スコア |
|---|---|---|
| 1 | ロンドン | 1,642.2 |
| 2 | 東京 | 1,535.1 |
| 3 | ニューヨーク | 1,476.6 |
| 4 | パリ | 1,444.6 |
| 5 | シンガポール | 1,293.1 |
| 6 | ソウル | 1,288.1 |
| 7 | アムステルダム | 1,196.9 |
| 8 | 上海 | 1,194.6 |
| 9 | ドバイ | 1,186.7 |
| 10 | ベルリン | 1,169.8 |
| 18 | 大阪 | 1,103.1 |
| 40 | 福岡 | 913.7 |
1位のロンドンと2位の東京の差は107.1ポイントで、東京と3位のニューヨークの差(58.5ポイント)より大きくなっています。アジアの都市では、東京のほかにシンガポール(5位)・ソウル(6位)・上海(8位)がトップ10に入りました。
東京が2位に上がった理由
森記念財団の発表によると、東京が順位を上げたのは、「文化・交流」分野で観光資源の評価が上がり、外国人訪問者数が増えたためです。「居住」分野でも、飲食店の多さなどの評価が上がりました。
一方、前年2位のニューヨークは、物価の上昇で「居住」分野のスコアが大きく下がりました。「物価水準の低さ」は48都市中最下位です。世界的なインフレの中で、欧米の都市は物価が上がり、東京やソウル・上海など東アジアの都市は変化が小さかったことも、順位に影響しています。
東京の分野別の順位
| 分野 | 2025年 | 前年 |
|---|---|---|
| 経済 | 12位 | 10位 |
| 研究・開発 | 3位 | 3位 |
| 文化・交流 | 2位 | 3位 |
| 居住 | 1位 | 3位 |
| 環境 | 7位 | 18位 |
| 交通・アクセス | 6位 | 5位 |
「文化・交流」はパリを抜いて初の2位、「居住」は初の1位でした。「環境」は、新しく加わった「企業のサステナビリティ評価」(2位)が効いて、18位から7位に上がっています。一方、「経済」は10位から12位に下がりました。
東京が世界一の指標と、弱い指標
東京が1位の指標は、「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」です。上位の指標には、ほかに次のものがあります。
| 指標 | 東京の順位 |
|---|---|
| ナイトライフ充実度 | 1位 |
| 飲食店の多さ | 1位 |
| 観光地の充実度 | 2位 |
| 小売店舗の多さ | 2位 |
| 企業のサステナビリティ評価 | 2位 |
| 外国人訪問者数 | 3位 |
| スタートアップ数 | 4位 |
弱い指標は、ビジネス環境と空港へのアクセスです。
| 指標 | 東京の順位 |
|---|---|
| 優秀な人材確保の容易性 | 40位 |
| 1人あたりの CO2 排出量の少なさ | 37位 |
| 空港アクセス時間の短さ | 36位 |
| 働き方の柔軟性 | 31位 |
| 賃金水準の高さ | 29位 |
| ワークプレイス充実度 | 26位 |
旅行者として訪れる東京は世界トップクラスでも、働く場所・ビジネスの拠点としての東京には課題が残っている、という結果です。
大阪・福岡の順位
日本からは、東京のほかに大阪(18位)と福岡(40位)が入っています。
大阪は「外国人訪問者数」で、前年の6位から2位に上がりました。森記念財団は、大阪・東京・ソウル・上海など東アジアの都市で、物価の相対的な安さと観光資源の評価の高まりから、「文化・交流」分野のスコアが大きく上がったと分析しています。
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訪日客の現場から見た「ナイトライフ1位」
東京の「ナイトライフ充実度」は、2023年版の30位から、2024年版で8位、2025年版で1位と、2年で大きく上がりました。
代表・川名は、人力車の車夫として浅草で外国人のお客様を案内してきました。夜の浅草について、こう話しています。
多分夜の方が写真を撮ってる人が多いかな。ぼんやりとした明るい、ちょっと薄暗い明るさ。雰囲気があって、だから夜の方が写真を撮って立ち止まる人の割合は、そっちの方が多いと思う。
私たちMILOKUが、夜・早朝の浅草を扱う英語の YouTube 動画29本のコメントを調べると、夜・早朝の浅草に触れた44件で最も多かったのは「人が少ない・混雑を避けられる」(15件)でした。ただ、「店が閉まっている・営業時間」の話も12件あり、そのうち5件は「何時まで開いているか」という質問でした(読み取りと分類は AI〔Claude〕、無作為30件を代表が確認)。

夜の東京は世界一の評価を受けていますが、旅行者は「どの店が夜に開いているか」を探しています。私たちの調査では、東京5エリアの飲食店4,740店のうち、地図(OpenStreetMap)に営業時間が載っている店は20.3%でした。夜に営業している店は、営業時間を Google マップや英語のページで見せることで、ナイトライフを楽しみたい旅行者に届きやすくなります。
ほかの都市ランキングとの違い
「世界の都市ランキング」には、測っているものが違うランキングがいくつもあります。
| ランキング | 発表 | 測っているもの | 東京 |
|---|---|---|---|
| 世界の都市総合力ランキング(GPCI) | 森記念財団 | 経済・文化・居住・環境など6分野の総合力 | 2位(2025年版) |
| 世界の観光都市ランキング | ユーロモニター | 観光地としての魅力・実績 | 3位(2025年) |
観光地としての評価は「世界の観光都市ランキング2025|東京は3位、日本から5都市」で紹介しています。国ごとのランキングは「日本の世界ランキングまとめ2026|治安・幸福度・英語力など8指標」にまとめています。
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よくある質問
Q. 世界の都市ランキングの1位はどこですか。
A. 森記念財団の「世界の都市総合力ランキング2025(GPCI-2025)」では、1位はロンドンでした。2位が東京、3位がニューヨーク、4位がパリ、5位がシンガポールです。
Q. 東京は世界の都市ランキングで何位ですか。
A. GPCI-2025 で、東京は初めて総合2位になりました。前年の2024年版は3位で、ニューヨークと順位が入れ替わりました。
Q. 東京は何が世界一ですか。
A. GPCI-2025 で東京が1位になった指標は、「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」です。分野別では「居住」が初めて1位になりました。
Q. 日本の都市で、世界の都市ランキングに入っているのはどこですか。
A. GPCI-2025 の対象48都市のうち、日本からは東京(2位)・大阪(18位)・福岡(40位)が入っています。
Q. 世界の都市ランキングの2026年版はいつ発表されますか。
A. 近年は、2023年版が11月9日、2024年版が12月10日、2025年版が12月17日に発表されています。2026年版の発表日は、森記念財団の発表をご確認ください。このページは新しい版が出たら更新します。
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まとめ
世界の都市総合力ランキング2025で、東京は初めて2位になりました。1位はロンドン、3位はニューヨークです。東京は「ナイトライフ充実度」と「飲食店の多さ」で世界1位になり、「文化・交流」分野は2位、「居住」分野は初の1位でした。一方、ビジネス環境や空港へのアクセスには課題が残っています。
旅行者から見た東京の評価は、ここ数年で大きく上がりました。夜の東京を楽しみたい旅行者に、営業時間などの情報を英語で届けることが、事業者にできる次の一歩です。
参考・出典
- 森記念財団 都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング 2025(GPCI-2025)」プレスリリース(2025年12月17日)
- 森記念財団 都市戦略研究所「GPCI-2024」プレスリリース(2024年12月10日)
- 森記念財団 都市戦略研究所「GPCI-2023」プレスリリース(2023年11月9日)
- MILOKU調べ:夜・早朝の浅草についての英語の YouTube コメント(2026年10月取得)
- MILOKU調べ:OpenStreetMap の東京5エリアの飲食店(2026年10月21日取得)© OpenStreetMap contributors


