COLUMN

お役立ち情報

訪日外国人の国別ランキング2025|人数は韓国、消費額は中国

訪日外国人の国別ランキング2025。人数の1位は韓国946万人、旅行消費額の1位は中国1.97兆円
目次
  1. 訪日外国人の国別ランキング|人数(2025年)
  2. 国別ランキング|旅行消費額(2025年)
  3. 1人当たりの支出が高い国・低い国
  4. 2026年の変化|中国が半減、韓国・台湾が伸びる
  5. 国・言語によって関心を持たれる東京の観光地は違う
  6. 事業者は国別データをどう使うか
  7. よくある質問
  8. まとめ
  9. 参考・出典

2025年に日本を訪れた外国人は4,268万人で、初めて4,000万人を超えました。では、どの国・地域から来た人が多いのでしょうか。

この記事では、日本政府観光局(JNTO)と観光庁の公的データから、訪日外国人の国別ランキングを「人数」「旅行消費額」「1人当たりの支出」の3つの物差しでまとめます。あわせて、2026年に入ってからの大きな変化と、国・言語によって関心を持たれている東京の観光地の違いも紹介します。

私たちMILOKUは、浅草で忍者体験カフェなどの店舗を運営しながら、インバウンド集客を支援しています。毎月、浅草・雷門前で通行人を数える定点観測も続けています。

先に結論です。

人数の1位 韓国 946万人。2位中国 910万人、3位台湾 676万人
旅行消費額の1位 中国 1兆9,737億円。2位台湾、3位米国。人数1位の韓国は4位
1人当たり支出が高い国 ドイツ・英国・豪州(いずれも約39万円)。韓国は約10.5万円
2026年の変化 1〜8月で中国が56.7%減。韓国・台湾は約2割増
国による関心の違い 中国語は寺社、韓国語は上野・隅田川などの下町、英語は歌舞伎町・スクランブル交差点(Wikipediaの閲覧数)
この記事でわかること
  • 訪日外国人の国別ランキング|人数(2025年)
  • 国別ランキング|旅行消費額(2025年)
  • 1人当たりの支出が高い国・低い国
  • 2026年の変化|中国が半減、韓国・台湾が伸びる
  • 国・言語によって関心を持たれる東京の観光地は違う
  • 事業者は国別データをどう使うか
2025年の訪日外国人の数
4,268万人
初めて4,000万人を超えた
人数1位、韓国からの訪日客
946万人
2位は中国の910万人
旅行消費額1位、中国
1兆9,737億円
全体の21.0%

訪日外国人の国別ランキング|人数(2025年)

2025年の国・地域別の訪日客数は、次のとおりです。

国・地域別の訪日客数(2025年)。韓国945.97万人、中国909.59万人、台湾676.34万人、米国330.68万人、香港251.74万人、タイ123.31万人、豪州105.84万人、フィリピン88.50万人、シンガポール72.63万人、カナダ68.80万人
出典:日本政府観光局(JNTO)訪日外客数(2026年9月16日公表の時系列表)
順位 国・地域 訪日客数 前年比
1 韓国 9,459,711人 +7.3%
2 中国 9,095,931人 +30.3%
3 台湾 6,763,424人 +11.9%
4 米国 3,306,820人 +21.4%
5 香港 2,517,399人 -6.2%
6 タイ 1,233,103人 +7.3%
7 豪州 1,058,396人 +15.0%
8 フィリピン 885,023人 +8.1%
9 シンガポール 726,251人 +5.1%
10 カナダ 688,019人 +18.7%
11 ベトナム 678,594人 +9.2%
12 インドネシア 640,577人 +23.7%
13 マレーシア 636,575人 +25.6%
14 英国 535,004人 +22.4%
15 フランス 457,566人 +18.8%
16 ドイツ 429,479人 +31.8%
17 インド 315,062人 +35.2%
18 イタリア 309,377人 +34.6%
19 中東地域 257,197人 +54.7%
20 スペイン 245,576人 +34.7%

出典:日本政府観光局(JNTO)訪日外客数(2026年9月16日公表の時系列表。2025年の値は公表時点のもの)

上位3か国・地域(韓国・中国・台湾)だけで約2,530万人と、全体の6割近くを占めます。伸び率で見ると、ドイツ(+31.8%)、インド(+35.2%)、中東地域(+54.7%)など、欧州・中東・南アジアの伸びが目立ちます。

QUIZ
2025年、訪日客数がいちばん多かった国・地域はどこでしょう?
A. 中国
B. 韓国
C. 台湾
答えを見る
B. 韓国(946万人)
2位の中国(910万人)とは約36万人の差でした。ただし旅行消費額では、中国が1位、韓国は4位です。

国別ランキング|旅行消費額(2025年)

人数で見た順位と、お金を使った額で見た順位は違います。観光庁の調査では、2025年の一般客の旅行消費額は、次のとおりでした。

国・地域別の旅行消費額(2025年・一般客)。中国19,737億円、台湾11,958億円、米国11,183億円、韓国9,897億円、香港5,608億円、豪州4,065億円、タイ2,526億円、シンガポール2,306億円、カナダ2,200億円、英国2,075億円
出典:観光庁 インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書 p.15 図表2-6

1位は中国(1兆9,737億円・構成比21.0%)、2位台湾(1兆1,958億円)、3位米国(1兆1,183億円)。人数で1位の韓国は、消費額では4位(9,897億円)でした。上位5か国・地域で全体の62.0%を占めています(観光庁 2025年 年次報告書)。

1人当たりの支出が高い国・低い国

順位が入れ替わるのは、1人当たりの支出が国によって大きく違うからです。

国・地域 1人当たり旅行支出(2025年)
ドイツ 392,251円
英国 391,320円
豪州 386,512円
スペイン 362,767円
フランス 359,869円
米国 339,708円
中国 246,550円
全体の平均 228,782円
台湾 184,413円
韓国 105,058円

出典:観光庁 インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書 p.15 図表2-6(一般客、パッケージツアーの国内分を含む)

ドイツの旅行者は、韓国の旅行者のおよそ3.7倍を使っています。日本からの距離や滞在日数の違いが背景にあると、私たちは見ています(観光庁の数字にもとづく私たちの見方です)。

ここがポイント

「たくさん来る国」と「たくさん使う国」は違います。
自分の店に来てほしいのはどちらなのか。人数と1人当たりの支出を分けて見ると、狙う国が決めやすくなります。

2026年の変化|中国が半減、韓国・台湾が伸びる

2026年に入ってから、順位は大きく動いています。

2026年1〜8月の訪日客数の前年同期比。韓国+21.2%、台湾+19.8%、香港+8.7%、米国+6.1%、タイ+3.4%、中国-56.7%
出典:日本政府観光局(JNTO)訪日外客数(2026年8月推計値、2026年9月16日発表)

2026年1〜8月の累計では、中国が290万4,600人で前年同期比56.7%減と、ほぼ半減しました。一方で韓国は742万300人(+21.2%)、台湾は540万2,000人(+19.8%)と大きく伸びています。全体では2,762万6,300人(-2.7%)でした(JNTO 2026年8月推計値、2026年9月16日発表)。

消費額でも変化が出ています。2026年4-6月期の国別の旅行消費額は、米国が3,860億円で1位、台湾が3,618億円で2位、中国は2,635億円で3位でした(観光庁 2026年4-6月期 2次速報、2026年9月30日発表)。

中国からの旅行者の減少の影響と、事業者の対策は「中国インバウンド6割減でも訪日客は底堅い|2026年5月のデータ」でも解説しています。

国・言語によって関心を持たれる東京の観光地は違う

国によって、日本で見たいものも違います。私たちMILOKUは、東京の観光地84か所について、10言語の Wikipedia の閲覧数を集計しました(Wikimedia の公式の閲覧数データ・bot を除く、2024年1月〜2026年9月)。

9言語の平均を100としたときの指数で見ると、言語ごとに関心の重い場所がはっきり分かれました。

言語 関心が重い観光地(9言語の平均=100)
中国語 日光東照宮 328、浅草寺 159 など寺社
韓国語 上野 316、隅田川 292、雷門 291、川越 254 など下町
英語 歌舞伎町、渋谷スクランブル交差点、新宿ゴールデン街など夜の街・街並み(ゴールデン街は外国語の閲覧の95%が英語)

出典:MILOKU調べ(Wikimedia Pageviews API、2026年10月集計)

閲覧数は関心の目安で、実際に訪れた人数ではありません。また、言語は国と同じではありません(たとえば韓国語版の閲覧数は減っていますが、韓国からの訪日客は増えています)。それでも、どの国の人に来てほしいかで、見せるべき場所や魅力が変わることは読み取れます。

事業者は国別データをどう使うか

国別のデータは、「どの国の人に来てほしいか」を決めるために使います。

来てほしいお客様 考え方
人数が多い韓国・台湾 1人当たりの支出は全体の平均より低め。人数が多いので、Googleマップや SNS で、近くにいるときに見つけてもらう
1人当たりの支出が高い欧米豪 1人当たり約34万〜39万円を使う。英語の情報と、何が含まれるかが分かる説明を整える
減っている中国 1つの国に頼りすぎない。ほかの国からも来てもらえる受け皿を用意する

国ごとの集客の進め方は「韓国インバウンドの集客とプロモーション」「台湾インバウンドの集客とプロモーション」で解説しています。

うちは中国のお客様が多かったんですが、今年に入って減りました。

▶

店長

店長

M

MILOKU

◀

2026年1〜8月は、中国からの訪日客がほぼ半分になっています。一方で韓国と台湾は2割ほど増えています。
韓国や台湾のお客様には、何をすればいいですか。

▶

店長

店長

M

MILOKU

◀

まずGoogleマップです。韓国語や繁体字の説明を入れておくと、近くを歩いているお客様に見つけてもらいやすくなります。

▼関連記事
外国人宿泊者数の都道府県別ランキング【2025年】
円安でインバウンドはどう変わった?消費額のデータと事業者の対策
2026年インバウンド白書

よくある質問

Q. 訪日外国人が最も多い国はどこですか。
A. 2025年は韓国が946万人で1位でした。2位は中国(910万人)、3位は台湾(676万人)です(日本政府観光局)。

Q. 訪日外国人で、最もお金を使っている国はどこですか。
A. 2025年の旅行消費額は中国が1兆9,737億円で1位でした。1人当たりの支出では、ドイツ・英国・豪州が約39万円と高くなっています(観光庁)。

Q. 2026年の訪日外国人の国別の変化は?
A. 2026年1〜8月は、中国が前年同期比56.7%減とほぼ半減し、韓国(+21.2%)・台湾(+19.8%)が伸びています(日本政府観光局、2026年9月16日発表)。

▼MILOKUの支援サービス
インバウンド集客支援のサービス一覧

まとめ

2025年の訪日外国人の国別ランキングは、人数では韓国、旅行消費額では中国が1位でした。1人当たりの支出は欧米豪が高く、2026年に入ってからは中国が半減し、韓国・台湾が伸びています。

国によって、来る人数も、使う金額も、関心のある場所も違います。自分の店に来てほしいのはどの国のお客様かを決め、その国に合った見せ方を整えることが、インバウンド集客の近道です。

参考・出典

この記事を書いた人

川名 友貴

川名 友貴 (かわな ゆうき)
株式会社MILOKU 代表取締役/インバウンド集客コンサルタント

オリックス銀行で法人融資を3年経験したのち、D2Cアパレル事業を創業。その後浅草で人力車の車夫として現場に立ち、マーケティング責任者として人力車業界にいち早くWeb施策を導入。ロサンゼルス支店の立ち上げも担当しました。2025年に株式会社MILOKUを共同設立。

浅草で忍者体験カフェなどをグループで運営しながら、宿泊・飲食・観光施設・自治体まで、セミナー・相談を含めて300社以上のインバウンド集客を支援しています。

プロフィールを見るメディア掲載・実績

いつでもお気軽に
ご相談ください