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国籍別の外国人延べ宿泊者数2025|東京に泊まる国・地方に泊まる国

外国人はどこに泊まる?国籍別の宿泊のうち東京の割合。米国48.8%、台湾19.1%(2025年、観光庁の統計をMILOKUが再集計)
目次
  1. 要点
  2. 国籍別:宿泊のうち東京の割合
  3. 地域で見ると:欧米豪は東京、東アジアは地方
  4. 東京と東京以外では、泊まる人の顔ぶれが違う
  5. 2024年→2025年:地方への広がりは東アジアが中心
  6. 大阪・京都・神奈川・千葉の特徴
  7. 2026年1〜7月の動き(参考)
  8. 現場から見た国・地域の違い
  9. 調べ方と注意点
  10. 引用のしかた
  11. よくある質問
  12. まとめ
  13. 参考・出典

外国人旅行者は、どの国から来た人が、どこに泊まっているのでしょうか。

観光庁の「宿泊旅行統計調査」には、都道府県別の数字と国籍別の数字があります。ただ、両方を掛け合わせた表は Excel の参考表にあるだけで、ほとんど紹介されていません。私たちMILOKUは、この参考表(2024年・2025年の確定値)を組み直し、21の国籍・地域ごとに「宿泊のうち東京が何割か」を計算しました。

このページの数字と図は、出典を明記いただければ自由に引用できます(このページの「引用のしかた」をご覧ください)。

米国の旅行者の宿泊のうち東京の割合
48.8%
2025年
台湾の旅行者の宿泊のうち東京の割合
19.1%
2025年
東京の割合が前年より下がった国籍・地域
19/21
2024→2025年

要点

東京に集中する国籍 米国48.8%・カナダ46.2%・英国44.6%・オーストラリア42.3%など。欧米豪9国籍では44.9%
地方に広がる国籍 台湾19.1%・韓国20.7%・香港24.3%・中国30.2%。東アジア4つでは24.5%
全体 外国人の延べ宿泊者数のうち東京は33.2%
東京と東京以外の顔ぶれ 東京では中国18.7%と米国17.1%がほぼ同じ。東京以外では中国・台湾・韓国で過半
1年の動き 東京+7.8%、東京以外+13.2%。21のうち19の国籍・地域で東京の割合が下がった
この記事でわかること
  • 国籍別:宿泊のうち東京の割合
  • 地域で見ると:欧米豪は東京、東アジアは地方
  • 東京と東京以外では、泊まる人の顔ぶれが違う
  • 2024年→2025年:地方への広がりは東アジアが中心
  • 大阪・京都・神奈川・千葉の特徴
  • 2026年1〜7月の動き(参考)
  • 現場から見た国・地域の違い
  • 調べ方と注意点
  • 引用のしかた

国籍別:宿泊のうち東京の割合

2025年の外国人延べ宿泊者数(従業者数10人以上の施設)は全国で1億5,425万4,100人泊、そのうち東京都は5,113万8,750人泊で、東京の割合は33.2%でした。国籍・地域ごとに見ると、この割合は大きく違います。

国籍別の外国人延べ宿泊者数のうち東京の割合(2025年)。ロシア49.0%、米国48.8%、インド46.6%、インドネシア46.2%、カナダ46.2%、英国44.6%、オーストラリア42.3%、フィリピン41.1%、イタリア40.3%、ドイツ38.9%、フランス37.4%、スペイン37.2%、シンガポール37.1%、全体33.2%、マレーシア32.7%、タイ31.3%、中国30.2%、ベトナム27.7%、香港24.3%、韓国20.7%、台湾19.1%
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(2026年7月6日公表)の参考第1表をもとにMILOKUが算出。従業者数10人以上の施設
国籍・地域 東京の割合 2025年 2024年
ロシア 49.0% 48.4%
米国 48.8% 49.5%
インド 46.6% 46.7%
インドネシア 46.2% 46.9%
カナダ 46.2% 47.3%
英国 44.6% 45.8%
オーストラリア 42.3% 43.8%
フィリピン 41.1% 43.8%
イタリア 40.3% 41.7%
その他 39.3% 40.4%
ドイツ 38.9% 40.7%
フランス 37.4% 38.2%
スペイン 37.2% 38.8%
シンガポール 37.1% 38.8%
マレーシア 32.7% 32.9%
タイ 31.3% 28.8%
中国 30.2% 33.5%
ベトナム 27.7% 28.5%
香港 24.3% 26.2%
韓国 20.7% 23.2%
台湾 19.1% 21.2%
全体 33.2% 34.2%

割合は MILOKU の算出です。もとになった延べ宿泊者数(観光庁の公表値)は次のとおりです。全体には国籍不詳を含みます。

国籍・地域 全国(人泊) 東京(人泊)
ロシア 951,000 466,210
米国 17,217,950 8,408,140
インド 1,367,260 637,250
インドネシア 2,011,230 929,500
カナダ 2,940,140 1,358,400
英国 3,400,260 1,518,090
オーストラリア 6,396,210 2,703,990
フィリピン 2,084,890 857,200
イタリア 2,026,060 816,780
その他 17,654,100 6,935,380
ドイツ 2,546,830 991,920
フランス 2,501,180 935,570
スペイン 1,816,150 676,080
シンガポール 4,075,800 1,512,460
マレーシア 2,033,330 665,570
タイ 4,103,540 1,283,510
中国 30,357,910 9,179,420
ベトナム 707,470 196,130
香港 6,599,860 1,602,530
韓国 17,731,300 3,676,390
台湾 19,971,870 3,805,690
全体 154,254,100 51,138,750

米国の旅行者は、日本で泊まった夜のほぼ半分が東京です。台湾・韓国の旅行者は5分の1ほどで、残りの8割は東京以外に泊まっています。

地域で見ると:欧米豪は東京、東アジアは地方

国籍・地域を3つのまとまりに分けると、違いがはっきりします(まとめ方は MILOKU)。

地域別の外国人延べ宿泊者数のうち東京の割合(2025年)。欧米豪9国籍44.9%、東南アジア・インド7国籍37.1%、全体33.2%、東アジア(韓国・中国・香港・台湾)24.5%。東アジアは東京以外の外国人宿泊の56.8%を占める
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値(2026年7月6日公表)の参考第1表をもとにMILOKUが算出。地域のまとめ方はMILOKU
まとまり 東京の割合 2025年 2024年
欧米豪(米国・カナダ・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・ロシア・オーストラリア) 44.9% 45.9%
東南アジア・インド(7国籍) 37.1% 37.2%
東アジア(韓国・中国・香港・台湾) 24.5% 26.8%

東アジアの4つは、東京以外の外国人宿泊の56.8%を占めます。地方の外国人宿泊を支えているのは、主に東アジアからの旅行者です。

東京と東京以外では、泊まる人の顔ぶれが違う

国籍不詳を除いた構成比を、東京と東京以外で並べました。

東京 東京以外
中国 18.7% 中国 21.3%
米国 17.1% 台湾 16.3%
その他 14.1% 韓国 14.1%
台湾 7.7% その他 10.8%
韓国 7.5% 米国 8.9%
オーストラリア 5.5% 香港 5.0%
香港 3.3% オーストラリア 3.7%

東京では、中国(18.7%)と米国(17.1%)がほぼ同じ大きさです。欧米豪のまとまりは東京の外国人宿泊の36.4%を占め、東京以外(22.1%)より大きくなっています。

全国の訪日客数の順位をそのまま東京に当てはめると、欧米豪の旅行者を小さく見積もることになります。

2024年→2025年:地方への広がりは東アジアが中心

確定値どうしで比べると、外国人延べ宿泊者数は東京が+7.8%、東京以外が+13.2%でした。21の国籍・地域のうち19で東京の割合が下がり、上がったのはタイ(+2.5ポイント)とロシア(+0.6ポイント)だけです。

国籍・地域 東京 東京以外
韓国 -11.8% +1.7%
台湾 -2.6% +11.5%
中国 +8.7% +26.5%
香港 -21.6% -13.0%
米国 +17.3% +20.4%
タイ +16.5% +3.4%

韓国と台湾は、東京では減り、東京以外では増えました。 一方、東京の増加分の中身は「その他」(31.8%)と米国(29.8%)が大きく、米国だけで+1,239,980人泊でした。増加分全体のうち、東京の分は24.5%にとどまります。

大阪・京都・神奈川・千葉の特徴

都府県ごとに国籍の構成を見ると、それぞれに特徴があります(2025年、国籍不詳を除く構成比)。

都府県 目立つ国籍・地域
大阪府 韓国が12.6%(東京は7.5%)
京都府 フランス・イタリア・スペインの3国で10.2%(東京は4.9%)
神奈川県 米国が19.6%(東京は17.1%)
千葉県 タイが5.4%

なお、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の外国人延べ宿泊者数のうち、85.4%は東京でした(2024年は84.9%)。

2026年1〜7月の動き(参考)

2026年1月分から、観光庁は調査の層化基準を「従業者数」から「客室数」に変えました。国籍別の表の対象も「従業者数10人以上」から「客室数20室以上」に変わったため、2025年との比較は参考値です。

国籍・地域 東京の割合 2026年1〜7月 2025年1〜7月
米国 47.2% 48.5%
中国 34.4% 30.2%
韓国 19.5% 21.3%
台湾 18.6% 19.4%

中国だけ東京の割合が上がっていますが、これは東京以外での減り方(-54.1%)が東京より大きかったためです。2026年から区分に加わった中東地域は、東京の割合が54.2%でした。

現場から見た国・地域の違い

代表・川名は、人力車の車夫として浅草で外国人のお客様を案内してきました。国・地域によって、喜ぶところが違うと話します。

代表・川名

欧米系はあの綺麗な景色、雄大な景色、壮大な景色を見せる方が喜びますね。例えばスカイツリーがドンって見えるとか。

代表・川名

アジア系は映えスポットとして優秀なところの方が喜ばれ……ご案内の中身よりも、どれだけいい写真を撮れたかをアジア系は重視する。

宿泊先が国・地域で分かれる理由は、この統計からは分かりません。

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調べ方と注意点

  • 使った表:観光庁「宿泊旅行統計調査」の確定値 Excel にある参考第1表(都道府県×国籍)。2025年は2026年7月6日公表、2024年は2025年6月27日公表です。2026年1〜7月は各月の第2次速報値の参考第1表です
  • 延べ宿泊者数は「人数×泊数」です(1人が2泊すれば2人泊)。人数ではないため、滞在の長い国籍ほど大きく出ます
  • 全施設ではありません。 国籍別の表は従業者数10人以上の施設が対象で、全施設の外国人延べ宿泊者数の85.7%(2025年・全国)にあたります。小さな宿が多い地域や国籍では、実態より小さく出る可能性があります
  • 割合・構成比・増減は MILOKU の算出です。構成比は国籍不詳(全国で3.7%)を除いた合計で割りました。地域のまとまりの分け方は MILOKU によるものです
  • 国籍は宿泊施設が記入したものです。「その他」には、2025年まで北欧・中東・中南米などがまとめて入っています
  • 都道府県単位の統計のため、市区町村(たとえば浅草のある台東区)の国籍構成は分かりません
  • 埼玉県は値が小さく誤差の大きい月が多いため、構成比の比較には使っていません

引用のしかた

このページの数字と図は、出典として次のように明記いただければ、自由に引用・転載いただけます。 論文・レポート・報道・自治体や観光事業者の資料などにお使いください。

出典:MILOKU「国籍別の外国人延べ宿泊者数2025」(観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年確定値をもとに算出)https://miloku.co.jp/column/kokuseki-shukuhaku/

  • 図はそのまま使っていただいて構いません。加工する場合は「MILOKU の図をもとに作成」と書いてください
  • 人泊の数字は観光庁の公表値、割合・増減は MILOKU の算出です。論文などで使う場合は、原典(観光庁)もあわせてご確認ください
  • 2026年の確定値が公表されたら、このページを更新します。数字の詳細や、都府県別の表が必要な場合は、お問い合わせからご連絡ください

よくある質問

Q. 外国人の宿泊のうち、東京はどのくらいの割合ですか。
A. 2025年の外国人延べ宿泊者数(従業者数10人以上の施設)のうち、東京は33.2%でした。国籍・地域によって大きく違い、米国は48.8%、台湾は19.1%です。

Q. 東京に泊まる割合が高い国はどこですか。
A. ロシア(49.0%)・米国(48.8%)・インド(46.6%)・インドネシアとカナダ(46.2%)・英国(44.6%)・オーストラリア(42.3%)などです。欧米豪の9国籍では44.9%でした。

Q. 地方に泊まる割合が高い国はどこですか。
A. 台湾(東京の割合19.1%)・韓国(20.7%)・香港(24.3%)・ベトナム(27.7%)・中国(30.2%)です。韓国・中国・香港・台湾の4つで、東京以外の外国人宿泊の56.8%を占めます。

Q. 外国人の宿泊は地方に広がっていますか。
A. 2024年から2025年にかけて、外国人延べ宿泊者数は東京が+7.8%、東京以外が+13.2%でした。21の国籍・地域のうち19で東京の割合が下がっています。韓国・台湾は東京で減り、東京以外で増えました。

Q. このデータを論文やレポートで使えますか。
A. 出典として「MILOKU『国籍別の外国人延べ宿泊者数2025』(観光庁『宿泊旅行統計調査』2025年確定値をもとに算出)」とこのページの URL を明記いただければ、自由にお使いいただけます。

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まとめ

観光庁の宿泊旅行統計を国籍×都道府県で組み直すと、外国人の宿泊のうち東京の割合は、米国48.8%から台湾19.1%まで大きく違いました。欧米豪の旅行者は東京に、東アジアの旅行者は地方に、多く泊まっています。

2024年から2025年にかけては、21のうち19の国籍・地域で東京の割合が下がり、韓国・台湾は東京で減って東京以外で増えました。地方への広がりの中心は東アジアです。

私たちMILOKUは、観光庁の確定値が出るたびに、このページを更新します。

参考・出典

この記事を書いた人
川名 友貴
川名 友貴 (かわな ゆうき)
株式会社MILOKU 代表取締役/インバウンド集客コンサルタント

オリックス銀行で法人融資を3年経験したのち、D2Cアパレル事業を創業。その後浅草で人力車の車夫として現場に立ち、マーケティング責任者として人力車業界にいち早くWeb施策を導入。ロサンゼルス支店の立ち上げも担当しました。2025年に株式会社MILOKUを共同設立。

浅草で忍者体験カフェなどをグループで運営しながら、宿泊・飲食・観光施設・自治体まで、セミナー・相談を含めて300社以上のインバウンド集客を支援しています。

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