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インバウンド成功事例8選|飲食店・体験施設・宿で効いた施策

インバウンド集客の方法と成功事例:正しい優先順位のチェックリスト
目次
  1. 成功事例8件の一覧
  2. 飲食店の成功事例
  3. 事例1|浅草うどん様:TripAdvisor 473位→2位
  4. 事例2|更科天狐様:Google検索数が約32倍
  5. 事例3|くくりひめ珈琲様:Googleマップの閲覧数259%UP
  6. 事例4|新宿の寿司店(SNS運用):開設4ヶ月でフォロワー5万人
  7. 体験施設・ショーの成功事例
  8. 事例5|inimu様:香りづくり体験でGoogleマップ検索1〜3位
  9. 事例6|浅草香和様:Googleマップ・海外SEO・多言語サイトで予約160%UP
  10. 浅草の外の事例(鎌倉の貸別荘・大阪道頓堀)
  11. 事例7|Château Marine様(鎌倉の貸別荘):来店につながる行動が月287件
  12. 事例8|DiCE 難波道頓堀本店様:日本語を残して外国語を足す
  13. 【失敗例】フォロワー40万人でも、外国人客は増えなかった
  14. 8件に共通していたこと
  15. 自社で始めるなら:業種別の最初の一手
  16. よくある質問
  17. まとめ
  18. 参考・出典

外国人のお客様を増やしたい。でも、他の店が何をして、どのくらい成果が出たのかが分からない。

この記事では、私たちMILOKUが支援した店舗・施設と、自社で運営する店のインバウンドの成功事例8件を、業種と施策ごとに紹介します。数字は、事例ページで公開しているものだけを使っています。

うまくいかなかった例も1つ載せました。フォロワーを40万人集めても、外国人のお客様が増えなかった案件です。

この記事でわかること
  • 成功事例8件の一覧(業種・施策・成果)
  • 飲食店の成功事例
  • 体験施設・ショーの成功事例
  • 浅草の外の事例(鎌倉の貸別荘・大阪道頓堀)
  • 【失敗例】フォロワー40万人でも、外国人客は増えなかった
  • 8件に共通していたこと
浅草うどん様のTripAdvisor順位
473位→2位
浅草のレストラン1,000軒以上のなか
更科天狐様のGoogle検索数
約32倍
623件→19,780件(前年同期比)
鎌倉の貸別荘の、来店につながる行動
月287件
ルート検索・サイト遷移・通話

成功事例8件の一覧

事例 主な施策 公開している成果
1. 浅草うどん様(うどん店・浅草) TripAdvisor 順位 473位→2位
2. 更科天狐様(そば店・浅草) Googleマップの多言語化 検索数 623件→19,780件
3. くくりひめ珈琲様(カフェ・浅草) Googleマップ+Instagram 閲覧数 259%UP
4. 新宿の寿司店(SNS運用) 言葉を使わない動画 4ヶ月でフォロワー5万人
5. inimu様(香りづくり体験・浅草) Googleマップの多言語化 閲覧数 300%UP
6. 浅草香和様(ショーシアター) Googleマップ+海外SEO+多言語サイト 閲覧数 320%超UP
7. Château Marine様(貸別荘・鎌倉) Googleマップ 来店につながる行動 月287件
8. DiCE様(ネットカフェ・大阪) Google広告+Googleマップ+口コミ 英語の口コミが集まり始めた

8件のうち6件が、Googleマップの整備を入り口にしています。外国人の旅行者は、旅先で店を探すときにまず地図を開くからです。

飲食店の成功事例

事例1|浅草うどん様:TripAdvisor 473位→2位

浅草寺の裏手、徒歩4分にある讃岐うどんの店です。開店当初はTripAdvisorでほとんど知られておらず、浅草の1,000軒以上のレストランに埋もれていました。

項目 内容
課題 味には自信があるのに、外国人に見つけてもらえない
施策 料理写真・メニュー・店の説明を多言語で整備。来店客が口コミを書きたくなる導線をつくり、1件ずつ返信
成果 浅草のレストランで473位→2位

私たちの経験では、TripAdvisorは口コミの総数よりも投稿の頻度で順位が動きやすいサイトです。新しい店でも、口コミを途切れさせずに集めれば上位を狙えます。

▼事例の詳細
TripAdvisor 473位→2位|浅草うどん様が人気店になるまで

事例2|更科天狐様:Google検索数が約32倍

浅草の十割そばと天ぷらの店です。競合の多い浅草で、急増する外国人のお客様にどう見つけてもらうかが課題でした。

更科天狐様のGoogle検索数。前年の同じ時期623件、支援後19,780件で約32倍。通話も約21.3倍
出典:MILOKU 事例ページ(更科天狐様、2025年12月末〜2026年1月末の前年同期比)
項目 内容
施策 Googleビジネスプロフィールを英語・中国語・韓国語などに対応。「Asakusa Soba」など外国語の検索語を設計し、そばと天ぷらの写真を投稿
成果 検索数 623件→19,780件(2025年12月末〜2026年1月末、前年同期比)。予約・問い合わせの通話は約21.3倍

検索数だけでなく、通話が増えたのが大事なところです。地図で見つけた人が、そのまま電話で予約や問い合わせをしています。

▼事例の詳細
浅草・更科天狐様|インバウンドMEOで検索数3,000%超

事例3|くくりひめ珈琲様:Googleマップの閲覧数259%UP

雷門のすぐそばにある和モダンのカフェです。立地は良くても、浅草はカフェの競合がとても多い場所です。

項目 内容
施策 月1回のオンラインコンサルティング。Googleビジネスプロフィールの写真・カテゴリ・投稿を設計し、Instagramの見せ方と導線をそろえた
成果 Googleマップの閲覧数 259%UP、「浅草 カフェ」などでGoogleマップ検索1位、マップ経由の来店 140%UP

▼事例の詳細
MEO×SNSでGoogleマップ閲覧数259%UP|くくりひめ珈琲様

事例4|新宿の寿司店(SNS運用):開設4ヶ月でフォロワー5万人

私たちMILOKUがSNSを運用した新宿の寿司店です。SNSのアカウントは、言葉を使わない動画だけで、開設4ヶ月でフォロワー5万人を超えました。

字幕や説明がなくても伝わる映像は、国を問わず見てもらえます。

ただし、フォロワーの数はゴールではありません。この点は、後で紹介する失敗例とあわせて読んでください。

体験施設・ショーの成功事例

体験やショーは、旅行者にとって「わざわざ行く目的」になります。そのぶん、行く前にどれだけ調べられるかが予約を左右します。

Googleマップの閲覧数の前年比。くくりひめ珈琲259%UP、inimu 300%UP、浅草香和320%超UP
出典:MILOKU 事例ページ(くくりひめ珈琲様・inimu様・浅草香和様)。期間は事例ごとに異なる

事例5|inimu様:香りづくり体験でGoogleマップ検索1〜3位

浅草の観光の通り道にある、香水やディフューザーをつくる体験型の店です。

項目 内容
施策 Googleビジネスプロフィールの写真・カテゴリ・投稿を設計し、多言語化。キーワードと口コミの方針を決めた
成果 Googleマップの閲覧数 300%UP。「Japanese fragrance」「浅草 香水」などでGoogleマップ検索1〜3位

英語の「Japanese fragrance」のように、外国人が実際に打つ言葉で上位に出ているのがポイントです。

▼事例の詳細
浅草inimu様|インバウンドMEOで観光客の閲覧数が大幅増加

事例6|浅草香和様:Googleマップ・海外SEO・多言語サイトで予約160%UP

花魁の舞や侍の殺陣を、言葉を使わずに見せる浅草のショーシアターです。

項目 内容
施策 「Samurai Show」などの外国語でGoogleマップを設計。英語圏・中国語圏の検索語で海外SEOを行い、多言語サイトの予約導線をつくった
成果 Googleマップの閲覧数 320%超UP。「Asakusa Show」などで検索1〜3位。マップ経由の来店・予約 160%UP

地図で見つけた人が、サイトで中身を確かめて、そのまま予約できる。この流れを一本にしたことで、予約まで伸びました。

代表・川名

海外から、知らない国の知らない会社の予約をするってなると、ちょっと不安になりますよね。

予約が必要な体験やショーほど、外国語のサイトで「安心して予約できる」と思ってもらう必要があります。

▼事例の詳細
浅草香和様|多言語HP・インバウンドSEO・MEOで集客強化

浅草の外の事例(鎌倉の貸別荘・大阪道頓堀)

事例7|Château Marine様(鎌倉の貸別荘):来店につながる行動が月287件

鎌倉の高級貸別荘です。スマートフォンで探す人に向けて、Googleマップの情報を整えました。

3ヶ月の運用で検索数は合計1,435件。直近1ヶ月では、ルート検索・サイトへの移動・電話といった来店につながる行動が287件ありました。

宿泊施設でも、Googleマップは「見つけてもらう場所」として働きます。

▼事例の詳細
鎌倉の高級貸別荘|MEO対策で来店につながる行動が月287件

事例8|DiCE 難波道頓堀本店様:日本語を残して外国語を足す

道頓堀でインターネットカフェとアミューズメント施設を運営する会社です。外国人のお客様は予約なしの飛び込みが中心でした。

以前、Googleマップのプロフィールをすべて英語にしたところ、日本人のお客様が減った経験がありました。

項目 内容
施策 Google広告は海外全体ではなく、すでに日本にいる旅行者に絞り、配信地域を大阪周辺に。Googleマップは日本語をベースに外国語を併記。QRコード付きの英語のレビューカードを渡し、スタッフが英語で一言お願いする
成果 英語の口コミが集まり始めた。Google広告は良好な成果を確認し、運用を継続。外国人の団体客の利用も

外国人向けにするために、日本人のお客様を手放す必要はありません。

代表・川名

日本人がいる観光地っていう要素も非常に重要だと思っていて。地元の方が遊びに来るような場所に、僕らも海外旅行で行きたいじゃないですか。

▼事例の詳細
DiCE 難波道頓堀本店様の事例

【失敗例】フォロワー40万人でも、外国人客は増えなかった

ある体験事業で、TikTokの運用を担当しました。フォロワーは40万人。運用としては大成功の数字です。

それでも、外国人のお客様は増えませんでした。

代表・川名

これが一番大きな失敗だったなという案件でございます。

原因は、海外の旅行者の調べ方を読み違えていたことです。動画を見た人は、店の名前では検索しません。

代表・川名

SNSで人力車が回ってきたら、その後に「rickshaw(人力車)」で検索をかける。

「rickshaw」のような一般名詞で検索したときに、Googleマップや口コミサイトに自分の店が出てこなければ、SNSで生まれた関心は他の店に流れていきます。

SNSでフォロワーが増えれば、外国人のお客様も増えると思っていました。

▶

店長
店長
M
MILOKU

◀

私たちもそう考えていました。でも、40万人集めても来店は増えなかったんです。
では、何が足りなかったんでしょう。

▶

店長
店長
M
MILOKU

◀

動画を見た人が次に開く、Googleマップと口コミです。そこに店が出て初めて、SNSが来店につながります。

8件に共通していたこと

QUIZ
8件の成功事例で、いちばん多く使われていた施策は?
A. SNS
B. Googleマップ(MEO)
C. 広告
答えを見る
B. Googleマップ(MEO)
8件のうち6件が、Googleマップの整備を入り口にしていました。SNSが中心だったのは新宿の寿司店の1件、広告を使ったのはDiCE様の1件です。
共通点 事例
外国人が探す場所に、外国語で情報を置いた 更科天狐様・inimu様・浅草香和様は、英語の検索語でGoogleマップを設計
口コミを集める仕組みをつくった 浅草うどん様は口コミの導線と全件返信、DiCE様は英語のレビューカード
SNSや広告は、見つけてもらう準備のあとに足した くくりひめ珈琲様はGoogleマップとInstagramをそろえ、DiCE様はGoogleマップにも出せる広告を提案
代表・川名

口コミ一個一個が血の一滴だと思ってください。この積み重ねが外国人の方を呼んできてくれることにつながります。

どの施策も、それだけで完結するものではありません。順番を間違えると、失敗例のようにSNSの成果が来店につながりません。

代表・川名

基本的には全ての手法をやっていくことが大事。ただしここで大事になるのは、正しい順番で予算配分を間違えないこと。

自社で始めるなら:業種別の最初の一手

業種 最初の一手(参考になる事例)
飲食店 Googleマップの多言語化と、TripAdvisorの口コミ集め(事例1・2・3)
カフェ・物販 Googleマップの写真と投稿を整え、SNSの見せ方をそろえる(事例3・5)
体験・ショー 外国語の検索語でGoogleマップを設計し、外国語サイトで予約まで完結させる(事例5・6)
宿泊施設 Googleマップでルート検索・電話・サイトへの移動を増やす(事例7)
日本人客の多い店 プロフィールは日本語を残して外国語を併記。口コミは英語のカードでお願いする(事例8)

施策ごとの進め方は「インバウンド集客の方法9選」で、Googleマップの具体的な設定は「インバウンドMEO対策とは」で解説しています。自治体の事例は「自治体のインバウンド集客」をご覧ください。

よくある質問

Q. インバウンドの成功事例で、多かった施策は何ですか。
A. この記事の8件では、Googleマップ(MEO)の整備が6件で最も多く使われていました。外国人の旅行者は、旅先で店を探すときに地図を開くことが多いためです。

Q. 小さな店でも、インバウンド対策の成果は出ますか。
A. 出ます。浅草うどん様は、TripAdvisorでほとんど知られていない状態から、浅草のレストランで2位になりました。施策の中心は、掲載情報の整備と口コミの運用でした。

Q. SNSだけでインバウンド集客はできますか。
A. 難しいと考えています。フォロワー40万人を集めても外国人のお客様が増えなかった失敗例があります。動画を見た人は一般名詞で検索するため、Googleマップや口コミサイトで見つけてもらう準備が先に必要です。

Q. 英語に対応すると、日本人のお客様が減りませんか。
A. プロフィールをすべて英語に置き換えると、日本人のお客様が減ることがあります。DiCE様では、日本語をベースに外国語を併記する形にしました。

▼MILOKUの支援サービス
SEO・MEO対策/OTA運用代行/コンサルティング

まとめ

インバウンドの成功事例8件を見ると、成果の入り口はGoogleマップとTripAdvisorでした。外国人の旅行者が店を探す場所に、外国語で情報を置き、口コミを集める仕組みをつくった店が、数字を伸ばしています。

SNSが来店につながるのは、その準備ができてからです。フォロワー40万人でも客が増えなかった失敗例は、順番を間違えたときに何が起きるかを示しています。

自社の店に近い事例から、最初の一手を選んでみてください。

参考・出典

この記事を書いた人
川名 友貴
川名 友貴 (かわな ゆうき)
株式会社MILOKU 代表取締役/インバウンド集客コンサルタント

オリックス銀行で法人融資を3年経験したのち、D2Cアパレル事業を創業。その後浅草で人力車の車夫として現場に立ち、マーケティング責任者として人力車業界にいち早くWeb施策を導入。ロサンゼルス支店の立ち上げも担当しました。2025年に株式会社MILOKUを共同設立。

浅草で忍者体験カフェなどをグループで運営しながら、宿泊・飲食・観光施設・自治体まで、セミナー・相談を含めて300社以上のインバウンド集客を支援しています。

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